国交省から借りる、新しい敷地が決まり、
再び動き出した、自治会館プロジェクト PartⅡ。


バイパスの高架が、上空に覆いかぶさっているので、
陽光は、道路の隙間から帯状に差し込む西日のみ、という最悪な環境。


通常なら、メインの会議室を西側とし、事務室や台所には泣いてもらうのだが、
はたして、全ての部屋が採光を享受できる方法がないだろうか‥‥?


悩んだ結果、天井の高低差を利用した、段違い平行棒のような形態に。
会議室は後方になってしまうけれども、模型で検討すると、
∩字形に、隅を切り取る細長い連続窓が、かなりの開放感を与えると確信。


長手方向で繰り返される大梁を、神社の「連続鳥居」に見立て、
そこに、町内の歴史を演出する仕掛けも、この建物の醍醐味。


PartⅡ

PAGE TOP