目立たぬように

保土ヶ谷バイパス(土木構造物)の真下だと、建物なんて犬小屋のよう。
スケールで圧倒されているのに、建築レベルで自己主張しても滑稽なだけ。
土木的な場所になじむように‥‥と、見つけた仲介言語は「コンテナ」。
窓もいたずらにポツポツ開けず、面に直角な方向で確保し、壁面を大きく強調。

足場が取れ、高速でおなじみの黄色いトラックと一緒に撮影すると、
道路公団の付帯施設(倉庫や電算機センター)みたいで、
周辺に従うデザインというか、完全にカモフラージュ。

しかし内部には、和室や台所などの「生活臭」が詰まっているので、
この自治会館、見方によっては、かなり「キッチュ」。

いつもなら、「~らしい外観」は、とても気にするポイントだけど、
今回ばかりはイレギュラー。 どう考えても、目立たぬ方が良いケース。


南本宿自治会館

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